東京都の入札参加資格を取得している会社は、東京都電子調達システムの中にある「競争入札参加資格者名簿」に、名簿が掲載されます。その名簿には、「商号」「本店所在地」「代表者名」はもちろんのこと、「営業種目」や「等級順位」といった情報も掲載されています。この「競争入札参加資格者名簿」は、東京都電子調達システム上に公開されているので、インターネットへの接続環境があれば、誰でも自由に確認することができるのです。
1.東京都電子調達システムのトップページ
2.入札情報サービス
3.競争入札参加資格者検索
4.競争入札参加資格者一覧
5.「自社」もしくは「競合他社」の情報の確認
東京都の「有資格者名簿」を活用して公共工事の受注戦略を
東京都電子調達システムに掲載されている「競争入札参加有資格者名簿」の検索の仕方は、理解できましたか?この有資格者名簿を有効活用するとどういったことができるのか?
まず、同業他社や競合相手が、何の業種の何等級を持っているか?を確認することができます。たとえば、御社が、初めて東京都の公共工事の入札参加資格を持つ場合、「知り合いの会社」や「公共工事を落札している会社」が、「何の業種で何の等級を持っているか?」を知ることができれば、1つのベンチマークとして指標になりうるのではないでしょうか?
また、他社の情報を確認できるということは、他社から自社の情報も検索されているということです。公共工事を落札されている会社の社長でも、こういった「名簿」が公表されていることすら、知らない人もいます。自社の情報がネット上に公開されていることを意識することによって、現状より高いランク、高い点数の取得を心がけ、効率的な公共工事の受注活動につなげていくことができるように思います。